ソーシャルファーム
(始まりは単純な発想)
「障害を持つ人の就労の際に多くの企業に協力をお願いしておきながら、自分達が積極的に雇用していないのはおかしい」
スターアドバンスではこんな当たり前の発想から、法人創設以来積極的に障害を持つ人が持たない人と共に働く事業所づくりを目指してきました.現在(令和3年12月15日)、障害を持つ者・持たない者が半数ずつ勤務し、東京都認定の「ソーシャルファーム」の基準(就労困難者20%以上かつ3人以上を雇用)をクリアしています.
(試行錯誤する取り組み)
スターアドバンスでは給与規程の職員格付の中で「チャレンジスタッフ」を位置付けています。週20時間以上働ける人であれば、業務や生活について、、周囲からの合理的配慮が必要あるいは「職員として最低限できること」にできないことがあっても(できるように取り組むことができれば)、積極的に雇用しています。
また、職員(障害を持つものも持たないものも)一人一人への合理的配慮を行うために、月1度幹部職員による「アコモデーション会議」をもち一人一人がやりがいをもって働けるよう取り組んでいます。
このようにまとめるとうまくいっているようですが、そうではありません。これまでは失敗の連続で、今にいたるまで「うまくいっている」と胸を張ることはできません。障害を持つ職員と持たない職員がともに苦しむ場面も少なくありません。ようやく「何が課題なのか」が見えてきたところです。
あきらめず粘り強く一歩一歩進んでいきたいと思っています。
ピアスタッフ養成とたすきがけプロジェクト
(ピアスタッフ養成にともに取り組む)
スターアドバンスでは、経営に関する考え方やパーパスが近い東京都の2法人とともに「たすきがけプロジェクト」を
雇用以外の形(ボランティアや福祉的就労)を含め、ピアのスタッフ養成
また、職員(障害を持つものも持たないものも)一人一人への合理的配慮を行うために、月1度幹部職員による「アコモデーション会議」をもち一人一人がやりがいをもって働けるよう取り組んでいます。
生活支援のための基金
(社会的、経済的な不利益を持つということ)
障害や病気を持つ人の中には、もともと社会的、経済的な不利を抱えている人は少なくありません。そうした不利な状態が大きなストレスとなって心の病を引き起こし、障害や病気を持つことでさらに社会的、経済的な不利を抱えるといった負のスパイラルをもたらす場合もあります。
場合が少なくありません。
しかし、社会的、経済的な不利は、病気の治療や心理療法によって必ずしも改善しません。村瀬嘉代子氏(2008)はその著の中で、この点について「心理的に援助するということは、社会経済的な問題によって特色づけられ、規定されているにもかかわらず、それに心理的にどう対処するかといういくぶん問題のすりかえを含む難しい問題である」と書かれています。つまり本来社会経済的な援助が
そのために各種の福祉制度
しかし、こうしたフォーマルな支援は、手続きに時間がかかったり、融通がきかないケースがめずらしくありません。
「心理療法と生活事象─クライエントを支えるということ」(金剛出版、二〇〇八)
(社会的、経済的な不利益を持つということ)
スターアドバンスでは、少額・一時的な
約30万円(2021年度末)の基金を
ピア活動団体の立ち上げのための資金、一時的な生活つなぎ資金、夏にエアコン購入のための
アウトリーチ重視の多機能包括型サービス
(制度を活かした取り組み)
「アウトリーチ重視の多機能包括型サービス」については、他の「挑戦」と異なり、福祉サービス制度を活かした取り組みです。
スターアドバンスでは「訪問型生活訓練」サービスを重視し、
通過型居住サービス「ナハタ」
(ピアスタッフ養成にともに取り組む)
「基金」は金額面
将来一人暮らしを始めたい